第19回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会

 今回で第19回目となるクラブ合同木曽三川野鯉釣り大会は、4月9日午後6時より4月11日正午までの42時間のマラソン釣行で行われました。
 2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。
 今年は暖冬の予想に反して厳冬となり、4月初めまで本流は雪代の影響で水温が低く、大会ウイークになり急激に気温が上昇したものの、まだ本流の野鯉の動きは鈍いようでした。桜は例年より1週間も早く開花したものの花冷えで満開までに半月も掛かり、この大会でもまだ見頃の処も多く、花見がてらの野鯉釣りを楽しんだ参加者もいたようです。
 合同釣行会の天候は1週間前より連日15度を超える暖かい陽気となり、絶好の行楽日和となりました。
 しかし、この時期としては珍しく1週間程降雨がなく何処も水位が低下し、例年に較べると全般にアタリは少なかったようです。
 特に、本流に入った釣人は苦戦した者が多く、上位は支流に入られた方が多く占められました。
 そんな天候の影響か、ポイントによりアタリのムラが多く、大鯉を手にして歓喜に浸る者あれば、期待した野鯉を手にする事無く無念の涙を飲む者ありと、様々なドラマが各所で演じられました。
 今回、釣果を申請された参加者は23名に上り、その内1mの大台が1尾、90cmオーバーが3尾、80cmオーバーの大鯉は7尾とハイレベルな大会となりました。
 そんな中で今回優勝の栄誉に輝いたのは、揖斐川の支流である平野井川に入釣し、10日深夜に大会初となる大台1mの大鯉を手にされたTeam鯉武者の森元気氏でした。
 第2位には、94cmの大鯉が2尾同寸で記録され重量審査の結果、揖斐川の支流である杭瀬川で94cm(13.5kg)の大鯉を見事釣り上げられた濃尾野鯉会の玉川智裕氏が入賞されました。
 第3位には、やはり揖斐川の支流である大江川で94cmの大鯉をゲットされた犬山野鯉会の吉田繁幸氏が入賞。
第4位には木曽川で91cmをゲットされた濃尾野鯉会の伴野力一氏が入賞の栄誉に輝きました。
 今回も特筆すべきは、記録された90cmオーバー全てが違うフイールドで記録されたということです。
 これは、熱心な参加倶楽部の活動により木曽三川一帯が広く開拓され、様々な環境の変化にも対応できるだけのキャパシティが備わったものと云えるでしょう。
 第5位には、長良川の支流である大江川で89cmの大鯉を記録された五六野鯉塾の馬渕篤氏が入賞。
第6位にも、長良川で85cmの大鯉を記録された夢野鯉倶楽部の高田泰充氏が入賞。
 第7位には、揖斐川の支流である平野井川で84cmの大鯉を記録された日本中央活鯉居倶楽部の山中邦雄氏が入賞されました。
第8位には、83cmの大鯉が2尾同寸で記録され重量審査の結果、チーム52の酒井孝行氏が揖斐川で大鯉83cm(8.9kg)を記録されて入賞されました。
 第9位には、同じく83cmの大鯉を記録された東濃巨鯉会の小栗裕二氏が入賞。
第10位にも、82cmの大鯉が2尾同寸で記録され重量審査の結果、長良川で82cmの大鯉をゲットした濃尾野鯉会の高橋富士夫が入賞。
  釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、いつものように各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で、和気藹々と賑やかに笑いが広がる中で行われました。その後、秋の釣行会の打ち合わせが行われ、今秋も例年通り11月の第2週の週末に、今回と同じように合同釣行会を行うことを決定しました。
  なお、今回参加されたのは以下の11団体です。

中部鯉道楽 日本中央活鯉居倶楽部 濃尾野鯉会
夢野鯉倶楽部 東濃巨鯉会 五六野鯉塾
Team鯉武者 TeamR-23 鯉2
犬山野鯉会 チーム52


第19回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会
 順 位  氏 名 クラス 全 長 重 量 場 所
第1位 森 元気 Team鯉武者 100 19.8 平野井川
第2位 玉川 智裕 濃尾野鯉会 94 13.5 杭瀬川
第3位 吉田 繁幸 犬山野鯉会 94 大江川
第4位 伴野 力一 濃尾野鯉会 91 11 木曽川
第5位 馬渕 篤 五六野鯉塾 89 11.5 天王川
第6位 高田 泰充 夢野鯉倶楽部 85 10 長良川
第7位 山中 邦雄 日本中央活鯉居倶楽部 84 平野井川
第8位 酒井 孝行 チーム52 83 8.9 揖斐川
第9位 小栗 裕二 東濃巨鯉会 83 長良川
第10位 高橋 富士夫 濃尾野鯉会 82 8.4 長良川
第11位 武藤 勝美 五六野鯉塾 82 中之江川
第12位 三井 俊明 チーム52 79 7.8 大江川
第13位 林 文博 五六野鯉塾 78.5 五六川
第14位 河田 教雄 Team R-23 78 7.8 長良川
第15位 戸谷 正秋 日本中央活鯉居倶楽部 77 8.9 牧田川
第16位 植木 孝司 Team R-23 76 7.5 長良川
第17位 前田 多津治 夢野鯉倶楽部 75 6.4 長良川
第18位 塩入ヶ谷 幸弘 Team R-23 73 7.9 長良川
第19位 堀部 正夫 夢野鯉倶楽部 73 6.2 長良川
第20位 石川貢 鯉道楽 73 長良川
第21位 星野 幸雄 日本中央活鯉居倶楽部 71 6.2 牧田川
第22位 西田 博行 日本中央活鯉居倶楽部 71 5.3 牧田川
第23位 安福 透 鯉道楽 63 長良川