第12回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会

 今回で第12回目となるクラブ合同木曽三川野鯉釣り大会は、11月10日午後6時より11月12日正午までの42時間のマラソン釣行で行われました。
 2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。
 今秋の木曽三川の状況は、暑さが遅くまで残り水温の低下も遅れ、晩秋というよりは初秋のような感じでした。合同釣行会の初日の10日はそんな暖かさを象徴するような小春日和となり、気温もぐんぐん上昇して最高気温は20度を超える絶好の行楽日和になりました。しかし、10日の夜半よりから天候は急変して雨となり、その後は『男心と秋の空』をまさしく地で行く嵐となり、北西の強風の中での釣行会となりました。
  今回も、半数以上の釣人が長良川に入釣しましたが、急激な天候変化と強風に苦戦した者が多く、ポイントによるバラつきが大きかったようです。
 その中で、今回も最大釣果を上げられたのは、長良川と木曽川を結ぶ船頭平閘門の水路で得意のパックン釣法を駆使された三井氏でした。95cmもある大鯉を上げられた他にも93,90cm等の大鯉をゲット。春夏連覇の偉業を達成されました。
 次いで、83cmの大鯉が3尾同寸で並びましたが、同寸の場合は重量審査に拠る規定により、第2位には9.8kgを上げられた濃尾野鯉会の玉川氏が入り、第3位には揖斐川で9.3kgを上げられた渡辺氏、第4位には重量未計測のサムライの福安氏が入りました。
 第5位までが80cm以上の大鯉で、やはり長良川で80cmをゲットされた伴野氏が続きました。
 第6位には、五六川をホームグラウンドとする五六野鯉塾の山田氏が76cmを上げられて入賞。
以下、第9位までが70cm台、全部で13位までが報告されました。
 今回は、新しく3団体が参加。初めての合同釣行会という事で苦戦されたようでしたが、鯉2の高橋氏が犀川で69cmをゲットして見事第10位に入賞されました。
 釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で、賑やかに笑いが広がる中で行われました。その後、来春の釣行会の打ち合わせが行われ、来年も4月の第2週の週末に、今回と同じように合同釣行会を行うことを決定しました。
  なお、今回参加されたのは以下の13団体です。

中部鯉道楽 日本中央活鯉居倶楽部 濃尾野鯉会
西春巨鯉会 三重パックンクラブ 楽遊鯉倶楽部
FC鯉武者 東濃巨鯉会 サムライ
五六野鯉塾 白鯉会 鯉2
Teamスグル    

 


順位表
順位 全長cm 重量kg 氏名 団体 釣場
優勝 95 10.5 三井俊明 三重パックンクラブ 長良川
第2位 83 9.8 玉川智広 濃尾野鯉会 長良川
第3位 83 9.3 渡辺智久   揖斐川
第4位 83   福安佳秀 サムライ 長良川
第5位 80 7.9 伴野力一 濃尾野鯉会 長良川
第6位 76 8.0 山田年秀 五六野鯉塾 五六川
第7位 75 7.0 高橋富士夫 濃尾野鯉会 長良川
第8位 74   岡田広行 西春巨鯉会 長良川
第9位 71 5.0 川上俊二 鯉道楽 長良川
第10位 69   高橋 鯉2 犀川
第11位 60   若原里美 鯉道楽 長良川
第12位 57   藤岡富士男 鯉道楽 木曽川
第13位 54   田中利和 西春巨鯉会 長良川