第9回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会

 今年で第9回目となるクラブ合同木曽三川野鯉釣り大会は、4月8日午後6時より4月10日正午までの42時間のマラソン釣行で行われました。
 一昨年の秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今年の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、釣果の表彰は行わず、親睦と『よって鯉祭り』の打ち合わせを行うという苦心の選択で行われました。
 今年の木曽三川の状況は、寒さが遅くまで残り水温の上昇も遅れ、中々本格化する所迄至リませんでした。桜の開花も例年より遅れ、合同釣行会の時はまだ5分から7分咲きといった所でしたが週末には気温もぐんぐん上昇し、絶好の行楽日和になりました。
 そんな陽気の中、大会は行われ、桜の残る堤防の下では、あちこちで親睦の輪が広がりました。
 今回も、多くの釣人は長良川に入釣するものが多く、広々とした河川敷で、のんびりと春を満喫できたようです。
その中で、今回最大の釣果を上げられたのは、長良川東海大橋下流右岸の日原に竿を出された牧田野鯉会の堀部正雄の86cmと、同じく日原に竿を出された濃尾野鯉会の羽田野氏の86cmでした。
 他には、定番の水門川に入釣された関天狗会の沼田氏が、余り芳しくなかったと言われながらも、バッチリ80cm台をゲット。春に強い水門川は、健在でした。
 また、大江川を会場とした濃尾野鯉会では、会長の中村氏が唯一の釣果の80cmをゲット。晴天・少雨・低水位という悪条件に大苦戦。
 
 
 釣りを楽しんだ後は、親睦と秋のよって鯉祭りの打ち合わせが行われ、コイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例やその他の諸条件の悪化により、大変残念ながら『濃尾よって鯉祭り』の中止が決定されました。
 今まで10回もの長いあいだ開催され、地元のみならず全国の鯉釣りファンに親しまれ、定着してきただけに惜しまれてなりません。
 できれば、コイヘルペスウイルスの騒ぎが収まり、特定疾病から外れて鯉の移動禁止条例が解除される事を願うばかりです。
  なお、今回参加されたのは以下の9団体です。

関天狗会 濃尾野鯉会 中部鯉道楽
西春巨鯉会 東濃巨鯉会 サムライ
牧田野鯉会 三重パックンクラブ 日本中央活鯉居倶楽部

所属団体  氏 名 全 長 重 量  住 所 釣 場
関天狗会 沼田 清司 81cm 10.1kg 岐阜県関市 水門川
   々  衣笠 孝二 66cm 4.2kg 岐阜県岐阜市   々 
中部鯉道楽 相田 明彦 78cm 12kg 愛知県名古屋市 長良川
   々  安藤 善弘 75cm   愛知県春日井市   々
   々  岩田 剛 81cm 6.5kg 愛知県名古屋市   々
   々  相田 忠男 66cm 4.5kg 愛知県名古屋市   々
   々  藤岡 富士男 82cm 7.5kg 愛知県祖父江町   々
西春巨鯉会 田中 利和 83cm   愛知県師勝町   々
東濃巨鯉会 小栗 裕二 62cm   岐阜県瑞浪市   々
濃尾野鯉会 中村 勝則 80cm   愛知県一宮市 大江川
   々 田中 功 55cm   愛知県一宮市   々
   々 羽田野 慎生 86cm   岐阜県岐阜市 長良川
日本中央活鯉居倶楽部 戸谷 正秋 81cm 岐阜県養老町   々
   々 松原 敏夫 77cm 岐阜県大野町   々
   々 小田 映雄 75cm 岐阜県岐阜市   々
   々 星野 幸雄 68cm 岐阜県大垣市   々
牧田野鯉会 堀部 正夫 86cm 岐阜県各務原市   々
サムライ 大崎 尚二 74cm 愛知県稲沢市   々
   々 米井 弘和 62cm 愛知県豊田市   々