2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。
今回はいつもの第2土曜日では無く第3土曜日を含む週末に変更したため、例年より1週間遅く大会が開催され、その影響で気温も5月を思わせる陽気となりました。
また、釣り場も木曽三川から拡大され、愛知・岐阜・三重の東海3県全域となりました。
この春は3月から急に気温が高くなり、桜も例年より1週間早く開花し、4月に入ると長良川下流部では早くも野鯉の産卵が始まる等、一気に春本番となりました。
大会の天候は、1週間前の週末に少し降雨があってからは晴天が続き、その後気温がぐんぐん上昇し、大会期間中は25度を超える夏日が続きました。
その影響で水温も一気に上昇、ところどころで野鯉の産卵行動が見られました。
今回、釣果を報告したものは29名に及び、9河川で記録されました。
22日の表彰式は、最高気温が29度を記録する中、いつもの南濃大橋の下で行われ、、表彰式会場に集合した参加者たちは、橋の下の日陰で半年振りの再会に話の花を咲かせていました。
今回、釣果のあった参加者は木曽川に8名と最も多く集中し、次が6名の長良川、水門川に5名、大江川・五六川に3名、庄内川・新川・明神湖に1名となりました。
今回も、90cm以上の大鯉が13位までを占めるハイレベルな大会となり、その内の12名が木曽三川での釣果となりました。
表彰式が始まると、成績が発表されるたび大きな歓声と拍手が湧き上りました。
その中で、見事に優勝の栄冠に輝いたのは、1m(15kg)の大鯉を長良川でゲットされた鯉楽の石川貢氏でした。
第2位は、96cm(12kg)の大鯉を大江川でゲットされた三河大鯉クラブの門池孝信氏が入賞。
第3位には94cm(13kg)の大鯉を長良川で記録された夢野活鯉居倶楽部の戸谷正秋氏が入賞されました。
第4位には、明神湖で93cm(15.5kg)をゲットされたTeam鯉武者の森元気氏が入賞。
第5位には、木曽川で93cm(11.9kg)の大鯉をゲットされた五六野鯉塾の広瀬拓也氏が入賞されました。
第6位には、関東から参加された川崎鯉路会の鳥養孝由氏が、長良川で93cm(10.1kg)の大鯉をゲットされて入賞。
第7位には、水門川で92cmの同寸が2尾記録され、関天狗会の兼村周市氏と上野道夫氏が入賞されました。
第9位には、大江川で91cm(9.5kg)の大鯉をゲットされたチーム・ゼロの鈴木貴幸氏。
第10位には、中江川で91cm(7.3kg)の大鯉をゲットされたチーム・ゼロの若原里見氏が入賞されました。
釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、いつものように各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で行われ、22位までの方に贈られました。
その後、次回の釣行会の打ち合わせが行われ、今秋も例年通り11月の第2週の週末に、今回と同じように東海3県全域で合同釣行会を行うことを決定しました。
なお、今回参加されたのは以下の10団体です。