第28回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会

　今回で第28回目となるクラブ合同木曽三川野鯉釣り大会は、11月7日午後6時より11月9日正午まで、いつものように42時間のマラソン釣行で行われました。

　2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。

　この秋は盆過ぎからめっきり涼しくなり秋の訪れが早くなりましたが、逆に11月になっても温暖化の影響でいつまでも気温の高い日が続き、木曽三川も全体に釣人が少ない状態が続いていました。

　大会の天候は、初日の7日に良く晴れて北西の季節風が吹き付ける絶好の釣り日和となりましたが、8日は風の無い曇天となり、9日は朝から雨となり、表彰式の始まる頃には本降りとなってしまいました。

　参加者達は、半年振りの大会ということで大いに盛り上がり、各地で親睦の歓談の輪が広がりました。
今回、参加者は本流の長良川に最も多く集中しましたが、他は各所にばらけて入り、報告を受けた釣果の30人のうち木曽川に2人、長良川に13人、揖斐川に2人、大江川に4人、牧田川に2人、五六川に3人、犀川に2人、水門川に1人、杭瀬川に1人となりました。

今回も、90cm以上の大鯉が7位までを占め、メーターオーバーも1尾が記録されるハイレベルな大会となり、表彰式で成績が発表されるたび大きな歓声と拍手が湧き上りました。

　その中で、見事に優勝の栄冠に輝いたのは、揖斐川で1m1cm(17.4kg)の大鯉をゲットされた濃尾野鯉会の武藤秀夫氏でした。
この大鯉は昨年の秋の大会で第2位に輝いた津崎信好氏の記録された固体と同一で、今年の1月には遥か上流の水門川まで上り、濃尾野鯉会の玉川氏によってリリースされたものがまた戻って記録されたものです。
これで揖斐川に伝説が一つ生まれたといっても良いでしょう。
第2位は、大江川で92cm(10.5kg)の大鯉を手にされたトミカープの井戸昌栄氏。
第3位から4位までは同寸の91cmが記録され、重量審査の結果以下のようになりました。
第3位は、木曽川で91cm(16kg)の大鯉を記録された濃尾野鯉会のの津崎信好氏。
第4位には、大江川で91cm(11.9kg)の大鯉を手にされたトミカープの浅野賀弘氏。
第5位には、杭瀬川で91cm(11.5kg)の大鯉ゲットされた、濃尾野鯉会の上田勝二氏。
第6位には、長良川で91cmの大鯉をゲットされたTeam Long Tailの金光喜貢氏
第7位には、小学生ながら木曽川で90cm(15kg)もある大鯉をゲットした濃尾野鯉会の津崎拓真君。
第3位の津崎信好氏と親子で入賞です。
第8位から10位には、85cmの大鯉が3尾記録され、重量審査の結果、牧田川で85cm(11.5kg)をゲットされた日本中央活鯉居倶楽部の西田博行氏が入賞。
第9位には、長良川で85cm(11kg)をゲットした濃尾野鯉会の加藤英夫氏が入賞。
第10位には、長良川で85cm(8.7kg)をゲットされた三河大鯉クラブの佐藤二郎氏が入賞。

　釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、いつものように各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で行われ、18位までの方に贈られました。
　その後、来年の釣行会の打ち合わせが行われ、来春も例年通り4月の第2週の週末に、今回と同じように合同釣行会を行うことを決定しました。

　なお、今回参加されたのは以下の12団体です。