第18回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会
今回で第18回目となるクラブ合同木曽三川野鯉釣り大会は、11月13日午後6時より11月15日正午まで、いつものように42時間のマラソン釣行で行われました。
2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。
今年はエルニーニョ現象の影響で晩秋といっても暖かい日が続き降水量は少なめでしたが、大会直前の11日に纏まった降雨があり、大会中の14日朝にも纏まって降り、本流は増水して流れが速くゴミも多く流れて、中流域に竿を出した参加者は苦戦を強いられました。
逆に、排水機で遮断されて平時は流れの無い支流の内川では流れが出て活性が高まり、上位の多くを占めました。
そんな天候の影響か、ポイントによりアタリのムラが多く、大鯉を手にして歓喜に浸る者あれば、期待した野鯉を手にする事無く無念の涙を飲む者ありと、様々なドラマが各所で演じられました。
今回、釣果を申請された参加者は26名に上り、その内90cmオーバーが6尾、80cmオーバーの大鯉は10尾とハイレベルな大会となりました。
参加者の内、今回も半数近くの釣人が長良川に入釣しましたが、上位を占めたのは支流に入られた方が多く、80cmオーバーの大鯉16尾の内9尾が支流で記録されました。
そんな中で今回優勝の栄誉に輝いたのは、揖斐川の支流である大江川に入釣し、見事97cmの大鯉を手にされたTeam
R-23の塩入ケ谷幸弘氏でした。
第2位には、長良川の最下流部で95cmの大鯉を釣り上げられた、五六野鯉塾の山田年秀氏が入賞されました。
第3位には、揖斐川で93cmの大鯉をゲットした濃尾野鯉会の高橋富士夫が入賞。
第4位から第6位には、同寸で90cmの大鯉が3尾並び、重量審査の結果大江川で90cm(12kg)をゲットされた、Team
R-23の山田公人氏が第4位の入賞の栄誉に輝きました。
第5位には、同じく90cm(11.2kg)の大鯉を長良川でゲットされた、五六野鯉塾の廣瀬拓也氏が入賞。
第6位には、同じく90cm(10.g)の大鯉を長良川の支流である天王川でゲットされた、夢野鯉倶楽部の長尾成真氏が入賞。
第7位には、89cmの大鯉を大江川でゲットされた中部鯉道楽の若原里見氏が入賞されました。
第8位と第9位にはには、88cmの大鯉が2尾並び重量審査の結果、大江川で88cm(12kg)をゲットされたTeamR-23の河田教雄氏が第8位に入賞されました。
第9位には、同じく88cm(10.6kg)の大鯉を揖斐川の支流である津屋川でゲットされた濃尾野鯉会の高木幹雄氏が入賞。
第10位には、長良川で87cmの大鯉をゲットされた日本中央活鯉居倶楽部の星野幸雄氏が入賞されました。
今回も特筆すべきは、荒天にも拘らず9箇所に及ぶフイールドで大鯉が記録されたということです。
これは、熱心な参加倶楽部の活動により木曽三川一帯が広く開拓され、様々な環境の変化にも対応できるだけのキャパシティが備わったものと云えるでしょう。
釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、いつものように各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で、和気藹々と賑やかに笑いが広がる中で行われました。その後、来年の釣行会の打ち合わせが行われ、来春も例年通り4月の第2週の週末に、今回と同じように合同釣行会を行うことを決定しました。
なお、今回参加されたのは以下の12団体です。
中部鯉道楽 | 日本中央活鯉居倶楽部 | 濃尾野鯉会 |
夢野鯉倶楽部 | 東濃巨鯉会 | 五六野鯉塾 |
Team鯉武者 | チーム52 | Team R-23 |
犬山野鯉会 | 湘南巨鯉会岐阜支部 | 相模鯉連合岐阜支部 |
第18回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会 | |||||
順 位 | 氏 名 | 所 属 ク ラ ブ | 全 長 | 重 量 | 釣 場 |
第1位 | 塩入ヶ谷 幸弘 | Team R-23 | 97 | 13.8 | 大江川 |
第2位 | 山田 年秀 | 五六野鯉塾 | 95 | 12.7 | 長良川 |
第3位 | 高橋 富士夫 | 濃尾野鯉会 | 93 | 11.8 | 揖斐川 |
第4位 | 山田 公人 | Team R-23 | 90 | 12 | 大江川 |
第5位 | 廣瀬 拓也 | 五六野鯉塾 | 90 | 11.2 | 長良川 |
第6位 | 長尾 成真 | 夢野鯉倶楽部 | 90 | 10 | 天王川 |
第7位 | 若原 里見 | 鯉道楽 | 89 | 10.8 | 大江川 |
第8位 | 河田 教雄 | Team R-23 | 88 | 12 | 大江川 |
第9位 | 高木 幹雄 | 濃尾野鯉会 | 88 | 10.6 | 津屋川 |
第10位 | 星野幸雄 | 日本中央活鯉居倶楽部 | 87 | 長良川 | |
第11位 | 酒井 孝行 | チーム52 | 83 | 10.3 | 平野井川 |
第12位 | 馬渕 篤 | 五六野鯉塾 | 83 | 9.8 | 大江川 |
第13位 | 戸谷 正秋 | 日本中央活鯉居倶楽部 | 83 | 長良川 | |
第14位 | 鈴木誠 | 犬山野鯉会 | 82 | 木曽川 | |
第15位 | 佐曽利 充 | 鯉武者 | 81 | 7.4 | 大江川 |
第16位 | 吉田 繁幸 | 犬山野鯉会 | 80 | 木曽川 | |
第17位 | 玉川 智裕 | 濃尾野鯉会 | 79 | 8 | 長良川 |
第18位 | 鳥本 としお | 五六野鯉塾 | 78 | 長良川 | |
第18位 | 田中 義章 | チーム52 | 78 | 平野井川 | |
第20位 | 植木 孝司 | Team R-23 | 77 | 6.6 | 大江川 |
第21位 | 武藤 勝美 | 五六野鯉塾 | 75 | 五六川 | |
第22位 | 伴野力一 | 濃尾野鯉会 | 74 | 8.8 | 揖斐川 |
第23位 | 戸崎 百年 | 夢野鯉倶楽部 | 74 | 鳥羽川 | |
第24位 | 大平 浩二 | 夢野鯉倶楽部 | 68 | 長良川 | |
第25位 | 相田 忠男 | 鯉道楽 | 64 | 4 | 長良川 |
第26位 | 小栗 裕二 | 東濃巨鯉会 | 53 | 長良川 |