第16回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会

 今回で第16回目となるクラブ合同木曽三川野鯉釣り大会は、11月7日午後6時より11月9日正午までの42時間のマラソン釣行で行われました。
 2003年秋に発生したコイヘルペスウイルスによる鯉の移動禁止条例が今年も延長されているため、今回の合同釣行会も、各クラブごとに釣場を選定しその場で検量・リリースする方式とし、パスワードを添付したスケール写真を提出する方式で審査を行い、釣果の表彰を行いました。
  合同釣行会の天候は、前日の6日夜に温かい雨が降り、その後曇ったぐずついた天候となり、8日からは急激に気温が低下して肌寒い陽気となりました。
 ただ、水温は例年より高めに推移し、長良川の水温は平均16度と例年より2度程高く、ジャミや小型のアタリが多く、長良川に入釣した参加者は苦労した者が多かったようです。
 そんな天候の影響か、ポイントによりアタリのムラが多く、大鯉を手にして歓喜に浸る者あれば、期待した野鯉を手にする事無く無念の涙を飲む者ありと、様々なドラマが各所で演じられました。
 今回、釣果を申請された参加者は19名に上り、その内90cmオーバーが4尾、80cmオーバーの大鯉は4尾とハイレベルな大会となりました。
 参加者の内、今回も半数近くの釣人が長良川に入釣しましたが、上位を占めたのは支流に入られた方が多く、80cmオーバーの大鯉8尾の内6尾が支流で記録されました。
 そんな中で、唯一木曽川で97cmの大鯉を釣り上げられて見事に優勝の栄誉に輝いたのは、犬山野鯉会の吉田繁幸氏でした。
 第2位には長良川の支流である五六川で95cmの大鯉をゲットされた瑞穂鯉恋倶楽部の増田淳司氏が入り、第3位には揖斐川の支流である大江川で92cmをゲットされた五六野鯉塾の廣瀬拓也氏が入賞の栄誉に輝きました。
 また、Team52の三井俊明氏が長良川でゲットされた大鯉の92cmが同寸ながら重量差で第4位に入られました。
今回特筆すべきは、記録された90cmオーバー全てが違うフイールドで記録されたということです。
 これは、熱心な参加倶楽部の活動により木曽三川一帯が広く開拓され、様々な環境の変化にも対応できるだけのキャパシティが備わったものと云えるでしょう。
 第5位には、揖斐川の支流である杭瀬川で89cmの大鯉を記録された日本中央活鯉居倶楽部の玉川友広氏が入賞。
第6位には、やはり揖斐川の支流である大江川で87cmの大鯉を記録された五六野鯉塾の山田年秀氏が入賞。
第7位には同じく五六野鯉塾の馬渕好徳氏が大江川において大鯉86cmを上げて入賞されました。
第8位にも同じ五六野鯉塾の武藤法生氏が大鯉83cmを五六川で記録されて入賞されました。
第9位には、78cmの野鯉が同寸で3尾記録され、夢野鯉倶楽部の渡辺智久氏と戸崎百年氏、そして日本中央活鯉居倶楽部の小田映雄氏の3氏が入賞されました。
 釣りを楽しんだ後は、釣果の報告と表彰が行われ、いつものように各クラブから持ち寄られた賞品を、上位の者から順に好きなものを選択する方法で、和気藹々と賑やかに笑いが広がる中で行われました。その後、来春の釣行会の打ち合わせが行われ、来春も例年通り4月の第2週の週末に、今回と同じように合同釣行会を行うことを決定しました。
  なお、今回参加されたのは以下の11団体です。

中部鯉道楽 日本中央活鯉居倶楽部 濃尾野鯉会
夢野鯉倶楽部 東濃巨鯉会 五六野鯉塾
Team鯉武者 瑞穂鯉恋倶楽部 鯉2
犬山野鯉会 Team52  

第16回クラブ合同木曽三川野鯉釣り大会
順 位  氏 名  ク ラ ブ 全長 cm 重量 kg 場 所
第1位 吉田 繁幸 犬山野鯉会 97 木曽川
第2位 増田 淳司 瑞穂鯉恋倶楽部 95 五六川
第3位 廣瀬 拓也 五六野鯉塾 92 12.8 大江川
第4位 三井 俊明 Team52 92 11.7 長良川
第5位 玉川 友広 日本中央活鯉居倶楽部 89 杭瀬川
第6位 山田 年秀 五六野鯉塾 87 10.1 大江川
第7位 馬渕 篤 五六野鯉塾 86 9.8 大江川
第8位 武藤 法生 五六野鯉塾 83 犀川
第9位 渡辺 智久 夢野鯉倶楽部 78 長良川
第9位 小田 映雄 日本中央活鯉居倶楽部 78 長良川
第9位 戸崎 百年 夢野鯉倶楽部 78 伊自良川
第12位 若原 里見 鯉道楽 76 6 長良川
第13位 上田 勝二 濃尾野鯉会 76 長良川
第14位 堀部 正夫 夢野鯉倶楽部 75 長良川
第15位 田中 義章 五六野鯉塾 74 津屋川
第16位 酒井 孝行 五六野鯉塾 73 津屋川
第17位 高橋 富士夫 濃尾野鯉会 72 長良川
第18位 武藤 勝美 五六野鯉塾 71 五六川
第18位 森 元気 Team鯉武者 71 大江川