2005年月例会報告
★11月例会(11/10〜12)長良川
 2006年11月例会は、第12回木曽三川合同釣行会と併せて、11月10日午後6時から12日正午まで長良川にて行われました。
 今年の秋はいつまでも暖かい日が続き、開始の10日も最高気温が20度を超える小春日和となり、絶好の釣り日和となりました。
 そんな暖かな陽気に誘われて、最初に長良川に到着したのは今年絶好調の伴野会員でした。新幹線上流左岸から気に入るポイントを探して長良川を下り、ようやく落ち着いたのは東海大橋上流左岸の桜並木前でした。この上流一帯は秋から冬にかけてブッコミ釣りによるフナ狙いの釣人で賑わうところで、水深を探ると足下で2m、沖で5mと変化に富んだ地形になっています。とりあえず、狙いを定めたポイントに寄せ打ちを繰り返し仕掛けをセットすると、後はいつものビールの蓋を開け喉に流し込むと、穏やかな秋空の下、最高の気分。いつのまにか大物の夢を見てトロトロとまどろんだのでした。
 次に到着したのは高橋でした。10日午後から国土省の各出張所を廻って河川への入川鍵を借り受けて、前週竿を出した名神高速下流右岸ポイントに着いたのは、午後3時半を少し回った頃でした。足下の水深1.5m程のカケアガリに2本の仕掛けをセットし、残り1本の仕掛けを沖合い30mの水深1.5m程のカケアガリを狙ってセットして、車の陰で冷たいお茶で喉を潤していると、もうアタリ!足下に打ち込んだ仕掛けが勢い良く引き込まれ、鳴り響くクリック音に慌てて竿に飛びつくと、待望の重い手応えが返ってきました。けれんみの無い剛直な野鯉の引きに満足しながら取り込んだ獲物は、すらりとした天然型の雄の野鯉70cm。ただ、まだ開始時間には間があるフライングで、少し心残りながら即リリース。すると、10分もしないうちに、またクリック音が響いて来ました。今度は沖合いに打ち込んだ仕掛けでした。ところが、竿を持つと根掛かりの手応えで動く気配は無く、止む無くバラシ!
 そして、1時間ほどすると又アタリ。先程70cmを取り込んだ竿をやり取りしている間に、隣の竿がお辞儀をする始末。慌しく68cmと73cmの野鯉を取り込んだのですが、いずれもフライングで何か損した感じ。日が暮れてやっと本番開始の時刻になり30分ほどしたところで、待望のセンサー音が車内に鳴り響きました。アタリがきたのは、またもや2尾を取り込んだ足下の仕掛けでした。沖合いに1直線に走る獲物を慎重にあしらいながら取り込むと、少し太めの長良川らしい体型の野鯉75cmでした。それにしても、エサを打ち込んで僅か2時間半ほどで5回もアタリがあり、4尾の釣果とは何か狐に鼻を抓まれたような不可解な気分。それでも、久しぶりの野鯉の連発にいつのまにか満足の眠りに就いていたのでした。
 夜半には低気圧の通過で雷鳴が鳴り響き、タープを叩く雨の音で目が覚めたが、夜の間は野鯉のアタリ無し。夜が明けて1時間ほど経たところで72cmを追加してまもなく、白鯉会の西久保氏と川村氏が到着。程なく中村会長も合流して名神高速下に陣を張る。
 11日午後には、多摩川会員が南濃大橋上流右岸の公園前にポイントを取り、夕方の4時半にいきなり79cmの野鯉をゲットしてリードする。
 一方、長谷川会員が合流する予定だった桜並木前では、コマセが利いてきたのか11日になると中型のアタリが連発。伴野会員は、74cmを頭に4尾の好釣果。翌12日も勢いは衰えず、80cmを頭に3尾を追加して絶好調。
 11日夜には名神高速上流右岸に羽田野会員が竿を構えるも、アタリ無し。
上田会員は、11日夜新幹線上流左岸にて、お得意のチョンの間釣りで野鯉70cmを上げるも、12日の法事の為にハイご帰還。
 12日朝には、高木会員が本部検量所の南濃大橋下に竿を構えるも、余りの強風に敢え無くダウン。お疲れ様でした。
 結局11月例会の大物賞は、12日深夜に玉川会員がゲットした83cmで9.8kgの良く肥えた大鯉が獲得。
玉川会員は、これで後期に入会以来3回目の大物賞獲得。併せて、合同釣行会準優勝の栄誉に輝きました。
オメデトウ!!

★10月例会(10/21〜22)入鹿池
 2006年10月例会は、行楽日和の素晴らしい晴天の秋空の下、10月21日から22日に掛けて犬山市の入鹿池で初めて行われました。入鹿池の水位は春の満水時と比べると10m以上低下して、検量所を予定していた今井ワンドは殆ど水が無い状態。水温も19度前後と例年より高く、野鯉釣りには中々難しい状況でした。しかも、既にワカサギ釣りのボートが早朝から大量に出船して、堰堤に近いポイント付近は、ボートでひしめき合う状況。
 この状況の入鹿池に集合した参加者は、伴野・可児・高木・高橋・上田・長谷川・中村の7人の侍にオブザーバーとして白鯉会のM氏とN氏の2名でした。
 中でも、意欲満々で20日から陣取ったのは、地元の可児会員と今シーズン絶好調の伴野会員でした。
 可児会員は、最初は五条川と郷川の間にある島の前で竿を出しましたが、水色が悪く21日未明に入鹿荘前へ移動。
 伴野会員は、20日午後より入鹿荘横の岬に狙いを定め、いつものようにコマセを打ち込んで竿を並べると、後はお得意の酔釣を決め込む。
 21日には、オブザーバーのM氏とN氏が到着。伴野会員と可児会員の間に竿を出す。その後まもなく高木会員も到着して、伴野会員の横に竿を並べて、入鹿荘前は大賑わい。
 最初にアタリが来たのは、伴野会員。20日夕方に打ち込んだ仕掛けのエサ交換に出た21日早朝のことでした。1本のエサを交換しようと投げ込んだところ、昨夜のアルコールがまだ利いていたのか、はたまた起き掛けに飲んだビールの所為か、不覚のバックラッシュ。それを解いて再度打ち返ししようとしたところ、隣の竿がいきなり引き込まれクリック音が激しく響いたのでした。勢い良く走る野鯉の手応えを楽しんで取り込んだ獲物は、入鹿池らしいスマートな型の野鯉76cm。昨日のエサ打ち以来14時間後のアタリでした。先週の琵琶湖大会の長命寺川で痛感した1日1回の琵琶湖式エサ交換が効果を発揮した1発に、伴野会員は得意満面。
 その後、21日夕方には上田氏と高橋も到着。N氏の後に入れ替わりで竿を出し、ハイエナ釣方を決め込む。22日朝には、葬式で出遅れた中村会長・長谷川会員も集合して。駐車場は車のUターンも出来ない混雑となりました。
 しかし、アタリの方は伴野会員の1発以来サッパリ出ず、外は快晴無風で気温はウナギ昇りに上昇。ビールの空き缶だけがうず高く山となったのでした。
 そんな中、可児会員だけはこまめに短時間でエサ交換を繰り返し、合間にコマセも打ち込んで、必勝を期す。その想いが通じたのか時間切れ2時間前、真昼間の正午に待望のセンサー音が鳴り響きました。
自分のセンサー音を確信した可児会員は、脱兎の如く斜面を駆け下りると、矢のように竿に向かって飛びつきました。すると、待望の重い手応えが沖の湖底から伝わってきたのでした。残りの面々は、待機している駐車場からその様子を見守っていましたが、竿が大きく曲がっているにも拘わらず、獲物の手応えは一向に衰えず、なかなか姿を見せません。5分ほど過ぎて、先攻していた伴野会員が遂に心配になって駆けつけると、ようやく中村会長の差し出すタモに収まった獲物は、伴野会員より一回り大きな良く肥えた雌鯉。検量の結果、84cm(8.8kg)の大鯉でした。
 結局、10月例会の大物賞は、地元の可児会員が逆転で初めての月例会賞獲得。オメデトウ!!
★9月例会(9/9〜10)木曽川
 2006年9月例会は、猛暑の8月もようやく過ぎて、ときおり小雨のちらつくぐずついた天候の秋の気配が漂い出した9月9日から10日に掛けて、木曽川にて行われました。
 この日を待ちきれず、8日午後から濃尾大橋上流右岸に竿を出したのは、8月を休み無しで目一杯働き続けた伴野会員でした。前日の降雨で少し増水して流れが速いため、岸辺のカケアガリ狙いでエサを打ち込んだところ、30分でもうアタリ。60台の野鯉を取り込み意気揚々。夜の10時には素晴らしい走りの70台を追加して、あとは本番のスタートを待つばかり。
 次に陣取ったのは高橋でした。名神高速上流左岸に8日深夜からエサをうち、夜明けの1発を期待したのですが、夜が明けても昼が過ぎても何の気配もなし。水中に隠れている良い沈床を探し出したと思っていたのですが期待はずれで、9日夕方には少し上流の排水出口に移動して再挑戦。
 次に長谷川会員と中村会長が伴野会員の隣に竿を出し、夜には滋賀県から津曲夫妻も合流し、いつもの如く宴会のハジマリーと行くところでしたが、長谷川会員に急用が出来て帰宅。お疲れ様でした。換わって堀場会員が飲めないのに急遽呼び出され、焼肉パーテイのハジマリーハジマリー…
 その上流の笠松では、羽田野会員が先週のリベンジと必勝を期して、夜を待つ。
10日早朝には高木会員が馬飼大橋上流左岸に入釣し、1発を期す。
 最後に登場したのは、先月いきなり大物賞を獲得した玉川会員でした。本部会場の濃尾大橋下流左岸に9時にエサを投入して僅か30分で野鯉72cmをゲット。風の無い蒸し暑い天候の中で、その後も続けてアタリが2回あり、中には80cmを超える大物も居たと残念無念!
 しかし、午後2時の検量に持ち込まれたのは玉川会員の獲物だけで、残りの者はフライングとボーズ。
 結局、9月の大物賞は玉川会員の野鯉72cmが獲得。
 それにしても、並み居るベテランを差し置いて、入会以来2ヶ月連続で月例会制覇とは、恐るべし玉川会員。オメデトウ!!

★8月例会(8/26〜27)揖斐川
 2006年8月例会は、8月最後の週末の26日から27日に掛けて、揖斐川にて行われました。
今年は8月になった途端、連日35度を超える猛暑が続き、今回も8月末というのに揖斐川の水温は28度とぬるま湯状態。
 そんな酷暑の中で参加した釣りキチは、高橋・玉川・宮部・羽田野・高木・榊原・中村会長の7人の侍。
最初に到着したのは、揖斐川の名神高速上流右岸の突堤にビニールボート持参で竿を出した高橋でした。真夏の釣りは水浴びが出来るポイントという事で、選んだこのポイントは突堤の周りが砂浜になり、遠浅の砂地と絶好の水浴びポイント。対岸の乱杭までも僅か100mと狭く、ボートで乱杭際にエサをセットした後は、もっぱら川水浴。その為かアタリはサッパリ無く、26日夕方に手前に打ち換えたところ、何とか27日朝に69cmと65cmの野鯉をゲットすることが出来ました。
 次に入釣したのは、月例会初参加の新入会の玉川会員。25日夕方より、自宅に近い平野井川吐出しの草むらを掻き分けて竿をセットしたところ、26日未明の午前4時に待望のアタリを知らせるセンサー音が車内に響き渡りました。竿を手にすると、リールに巻かれていたラインが殆ど出されていて、今までに経験したことの無い強烈な手応えが返って来ました。もしやメーターでは?と期待に胸をドキドキさせて取り込んだ獲物は、90cmで8.3kgのスマートな野鯉。しかし、その後はアタリは無く、日が昇ると余りの暑さにギブアップ。一時帰宅となりました。
 宮部会員はお得意の名神高速の橋下左岸に26日早朝から入釣し、早速強烈なアタリが来たものの掛かりに巻かれて痛恨のバラシ。手応えからいって、大型に間違い無しと思われたが後の祭り。残念でした。
 羽田野会員も26日夜から対岸の突堤に竿を出し、深夜にアタリが来たものの沈床を越えて走られ、やはり掛かりに潜られこちらもバラシ。残念無念。
 下流の汽水域では、治水神社松林の大江川吐出しに榊原会員が26日夕方より竿を出したものの、27日朝にプレジャーボートと格闘しただけで敢え無く玉砕。お疲れ様でした。
 検量本部前には、中村会長と高木会員が27日朝より下げ潮の時合いを狙ってセットしましたが、沖合いでハネやモジリが見られるもののアタリは無く、タイムアウト。
 結局、8月の例会大物賞は、初参加の玉川会員が90cmの大鯉で獲得。オメデトウ!!
真夏のこの暑さの中、参加された皆様、大変お疲れ様でした。
★7月例会(7/8〜9)木曽川
2006年7月例会は、台風3号が接近しつつある7月8日から9日に掛けて、木曽川にて行われました。
台風と梅雨前線の影響で、木曽川の水量も平水時より多く、水温も20度と例年よりかなり低い状態に、参加者はポイントの選定に苦労しました。
 8日は朝から梅雨の晴れ間の大変蒸し暑い天候となり、馬飼い大橋上流右岸のワンドに草刈をして竿を出した高橋は、余りの暑さにゴムボートで水遊び。今年最初の水浴びで何とか暑さを乗り切りましたが、アタリは何一つ無く敢え無くダウン。
 多少涼しくなった夕方より、高木会員も同所に竿を並べましたが、やはり本命のアタリは見られず、フナ1尾のみ。お疲れ様でした。
 可児市在住の可児会員は地元に近い木曽川中流の今渡ダムにポイントを取りましたが、残念ながらアタリ一つ無く終了。
 今年絶好調の伴野会員は、8日朝より濃尾大橋上流右岸にポイントを取り、遅れて長谷川会員、中村会長、そしてオブザーバーの西久保氏達が集結。更に夕方には田中栄治・神本・伊藤会員も合流。遠い滋賀県からは津曲夫妻も来訪して、大宴会のハジマリー、ハジマリー。
 しかし、平水でも流れのあるこのポイントでは、増水で更に流れが速くなり、センサーが入りっぱなしの長谷川会員は、仕掛けを上げて寝る始末。
 そして、やっと大宴会が収まった丑満つ時、アタリを知らせるミュージックが鳴り響きました。酔いと眠気でフラフラと車内から起き出して来たのは、ごぞんじ酔釣の伴野会員。はっきりしない意識の中で、無事に取り込んだ獲物は77cmの良型野鯉。朝になっても他の会員にはアタリ無く、またまた大物賞獲得の気配で有頂天。
 そろそろ竿を終って検量所に移ろうかと諦めかけたところ、長谷川会員に大きなアタリ。またもやゴミか?と半信半疑で竿まで駆けつけると、凄い勢いでラインが引き出され、スプールに残るラインは残り僅か。慌てた長谷川会員がいつものように大アワセをすると、ラインが弛んでしまいました。しまった!アワセ切れか?弛んだラインを巻き取っていると、途中で重い手応えが却って来ました。余りのアワセの強さに獲物が手前に寄っていたのです。大勢のギャラリーの見守る中、強引に取り込んだ獲物は、まだ抱卵しているメスの大鯉で、長谷川会員今年最大の大物でした。早速検量すると94cmで15kgもあり、終了間際の大逆転で、長谷川会員が大物賞を獲得。オメデトウ!!

 
★6月例会(6/10〜11)揖斐川
2006年6月例会は、梅雨入り宣言したばかりの翌日の6月10日から11日に掛けて、揖斐川にて行われました。
 今年の揖斐川は他の木曽三川同様中々水温が上がらず、6月に入ってからも未だノッコミが続く状態で、前の週に下見で入った名神高速上流ポイントでは、抱卵した大鯉が数上がり、半数近い会員が両岸に入りました。
 まず最初にポイントに到着したのは、3ヶ月ぶりに参加した可児会員でした。最愛の奥様とお嬢さんを同伴して、金曜日の夜から中須川吐き出しで竿を出しましたが、あいにくゴミが多くて釣りにならず、11日午後から名神高速下に移動したものの、アタリ一つ無く終了。お疲れ様でした。
 次に到着したのは、汽水域で草魚に挑戦予定の高橋でしたが良いポイントが見つからず、10日早朝、名神高速上流左岸のブッシュを掻き分けて乱杭の間に竿を出しました。しかし、ここは障害物が多く、アタリは多いものの半数は掛かりに入られ、上がった獲物は55,76cmの2尾のみ。夜は一旦帰宅して11日に出なおしたものの、やはり障害物に潜られて上がった野鯉は68,73cmの2尾にて敢え無く終了。
 午後には3ヶ月振りに参加の長谷川会員も名神高速上流に到着。前週に伴野会員が80台を連発したポイント下流にセット。85,71,73,63,80cmの良型野鯉を5尾ゲットして、アルコール度も急上昇。
 さて、前週に80cmオーバーを連発して好調の伴野会員は、土曜日が仕事になって仕事中もポイントが気になって手が付かず、遂に仕事中にダンゴを握って、夕方からの釣行に期す。その努力の甲斐があって、第2投目に待望のアタリ。強烈に走り回る獲物に何回もタモ入れに失敗し、ようやく取り込んだ瞬間にパラッと針が外れる際どい取り込みとなりました。しかし、真っ暗な闇の中に浮かび上がった獲物は、草魚かと見間違うほどのスマートな巨鯉。スケールを当てると軽く1mを超えている。苦節20数年、遂に夢のメーターオーバーを手にした伴野会員は、真っ暗な河川敷の空に向かって喜びの雄叫びを上げたのでした。その後、伴野会員は70cmも2尾追加。
 その取り込みを現認した宮部会員は、対岸の上流突堤に11日朝から竿を出し、見事80cmをゲット。
揖斐川のこのポイントに長年通い、庭のような宮部会員ならではの早業でした。
 下流の汽水域では、油島大橋下流右岸に10日午後から中村会長と高井副会長そして羽田野会員が竿を並べ、日没後暫くした午後8時、待望のアタリが中村会長に来ました。ところが、何故か揖斐川の鯉らしくない手応えで、僅か1分で80cmの大型野鯉が釣れてしまいました。どうやら、水門から出た内川の鯉ではないかとは、会長の弁。
 また、検量所となる海津大橋上流右岸では、実に8年ぶりに参加の田中栄治会員が、11日午前に野鯉68cmをゲット。
 検量の結果、伴野会員の大鯉は1m5cm、14.75kgで、これは月例会初のメーターオーバーの野鯉となり、断トツの優勝で大物賞を獲得しました。
オメデトウ!!

 
★5月例会(5/13〜14)木曽川
2005年5月例会は、ゴールデンウイークの次の週末の5月13日から14日に掛けて、木曽川にて開催されました。
 ゴールデンウイーク最後の週末から梅雨の走りのような雨の日が続き、木曽川の水温も15℃前後と低い状態で、それまで殆ど釣果が無く、月例会当日も13日未明から降雨となり、会員の出足は今一つ…
 そんな中、1週遅れのゴールデンウイークに入った伴野会員は、12日夕方より名神高速下流左岸に陣取り、必勝を期す。
 このポイントは、すぐ上流に産卵場となるワンドがあり、下流には越冬場所となる深場を控えた縦のカーブと横のカーブの交わる絶好のポイント。 ただ、流木が多く沈んでいて、取り込みの難しい場所となっています。
 アタリは13日未明から5時間毎に出始めて、2日間で8回のアタリがあり、95cmの大鯉を頭に5尾をゲット。どれもこれも、怖れを知らない野生の手応えで走り回り、さすがの伴野氏も釣りを終えた後は腕がパンパン…
 一方、濃尾大橋上流右岸では、雨の中高木会員が13日午後に野鯉72cmをゲット。
その後、夕方には高橋が伴野氏の上流のワンド出口に入り、翌朝には、羽田野会員。中村会長も同所付近に入釣。14日午前に羽田野会員に素晴らしい勢いのアタリが出て、大物かと伴野会員を一瞬ヒヤリとさせましたが、66cmの中型で一安心。この結果、伴野会員の大鯉95cm(11.2kg)が5月例会賞を獲得。
オメデトウ!

★4月例会(4/8〜9)長良川
4月例会は第11回合同釣行会と併せて、4月8日より4月9日正午に掛けて、長良川で行われました。
今年の木曽三川の状況は、寒さが遅くまで残り水温の上昇も遅れ、中々本格化する所迄至リませんでした。桜の開花は例年より少し早かったものの、合同釣行会の時は満開となり、7日には気温もぐんぐん上昇し、絶好の行楽日和になりました。しかし、8日から天候は急変して春の嵐となり、黄砂交じりの雨が降るなど、北西の強風の中での釣行会となりました。
 最初に長良川に到着したのは、千本松下流右岸のアシの群生地を掻き分けて竿を出した高橋でした。このポイントはノッコミ期には絶好のポイントに思えたのですが、春先から続いた雪代の影響で水温が上がらず、魚の気配はあまり無し。最初のアタリが来たのは8日未明の午前2時30分、勢い良くクリックを鳴らす獲物に喜び勇んで竿を取ると、何とか規定を超える68cmの野鯉をゲット。しかし、それからはたまにアタリが来ても、サイズダウンで尻すぼみ。
 近鉄下流左岸には、中村会長と羽田野会員が陣取りましたが、こちらもアタリが遠く、たまにアタリが来ても、規定に足りないサイズばかりで、あえなくダウン!!
結局、最初に高橋がゲットした68cmの野鯉が大物賞を獲得しましたが、春の絶好機にこのクラスの獲物だけとは、少し複雑な気持ちです。

★3月例会(3/25〜26)長良川
 3月例会は、桜の開花も聞かれる程の暖かい陽気に被われた3月最後の週末の325日から26日に掛けて、長良川で行われました。
 今年の長良川は天候不順と雪代の影響で中々水温が上がらず、3月末になっても10度前後と低水温のまま。そんな状況の中、各会員はポイント選定に苦慮。
 25日朝、長良川大橋に到着した高橋は、下流部付近を見て回るものの魚の動きは殆ど見られず、結局、検量所の長良川大橋上流左岸T字型乱杭に入釣。
 乱杭の際を狙って仕掛けを打ち込むと、快晴無風の絶好の行楽日和の中、最初のアタリが来ました。しかし、竿を手にした時は、獲物は既に乱杭の中。
 強引に竿を絞ると、ゴリゴリという手応えの後、野鯉の抵抗する重い手応えを見せて、乱杭から出たと思った瞬間、口切れしてバラシ!残念無念!
 それから2時間後、300m程下流に入った高木会員の様子を見に行くと、アタリを知らせるセンサー音が胸ポケットで鳴り響く。喜び勇んで駆け戻るも、掛かりが浅く既にもぬけの空。夜中にも1回アタリが来たものの、やはり乱杭に一直線。今度は慎重に引き出していると、杭に擦れてライン切れ。野鯉の賢さと、自分の未熟さを思い知らされた高橋でした。
 検量所下流の船頭平吐き出しに竿を出したのは、バス釣りに夢中の息子さんとその友人をキャンピングカーで同行した中村会長。夜中に1尾釣れたものの、規定サイズに届かず、敢え無くリリース。
 釣友の中学生と一緒に、名阪高速下流左岸に陣取ったのは、羽田野会員。先月の例会で幻のアオウオをゲットして波に乗っている羽田野会員でも、今回は残念ながらアタリ無し。帰りに寄った地元の境川でパンを打ち込むと、入れポンで1m15cmもある大型の草魚が上がりましたが、時既に遅く、残念でした。
 今回、唯一の釣果を上げたのは、桑原川吐き出しに入釣した伴野会員でした。25日午後から竿を出しましたが、アタリが来たのは26日夜中の2時半でした。とりあえず規定サイズを満たしているためキープしたところ、検量の結果70cmで見事大物賞を獲得。オメデトウ!
 月例会の後は、年間大物賞の表彰式を行い、野鯉の部大物賞と努力賞の2冠に可児会員が、草魚の部は高橋が輝きました。結成20周年記念の月例年間チャンピオンには高橋が、月例大物賞には神本会員が輝きました。
★2月例会(2/25〜26)庄内川
2月例会は、暖かい陽気に被われた2月最後の週末の2月25日から26日に掛けて、名古屋市西部を流れる庄内川で行われました。
 
昨年から好調の万場大橋上下流に殆どの会員が竿を出し、野鯉72cmから90cmまで7尾、草魚105cm、そして幻の青魚128cmまで上がり、春一番の嵐となりました。
 まず最初に到着したのは、先週万場大橋下流左岸での好釣果に気を良くしている高橋でした。25日早朝に庄内川に到着すると、車止めから250mも下流に担ぎ込み、テントを張って万全を期す。
 次に到着したのは、前回の覇者の伴野会員。万場大橋上流左岸のゴルフ場前にブッコミ釣りがてら、上流の吐き出しに竿を1本携えて、秘密のエサで探り釣り。
 続けて到着したのは、オブザーバーの白鯉会の西久保氏と川村氏。伴野会員の下流の万場大橋下に竿を並べる。
 午後からは、羽田野会員が到着。1月に好釣果を上げた大正橋下流右岸乱杭にポイントを構える。長谷川会員も、伴野会員の横に到着して、万場大橋下は、宴会のハジマリー、ハジマリー…
 そんな春の陽気の熱気の中で、最初にアタリが来たのは、高橋の竿でした。午前中の下げ潮の良い時合にサッパリアタリが無く、干潮のソコリにエサ交換して下流の様子を散策して戻ると、アタリを知らせる待望のセンサー音が、胸ポケットで鳴り始めました。喜び勇んで竿を引き付けると、待望の重い手応え。慎重にやり取りして取り込むと、少し背中の曲がったメスの野鯉で85cmの良型。
 それから1時間程すると、同じ竿に小さなアタリ。チョンチョンというフナのようなアタリに続けて水面で波紋が広がり、ラインが少し弛んだところでアワセを繰れると、重い手応えのあと水面が大きく割れた。草魚である。草魚独特の水面に口を大きく開けて反転する抵抗に、冷や冷やしながらやり取りする事2分後、ようやくタモに収まった。スケールを当てると、1m5cm12.6kgのスマートな草魚であった。
 そして又1時間後、隣の竿にまた小さなアタリ。ピクピクという前触れの後、少し竿先を引き込んだところでアワセを入れると、これもまた重い手応え。あまり走らず、近くで水面に顔を出したのを見て、ビックリ!最初の鯉より型は良いのですが、下顎の薄皮1枚に針掛かりしているだけで、口切れ寸前。とにかく暴れさせないように、慎重に竿とリールを操作してようやく取り込んだ獲物は、90cm12.3kgと充分満足の大鯉でした。
 その頃、白鯉会の川村氏も89cmの大鯉をゲット。意気揚々と、お先に失礼。
羽田野会員も、大正橋下流乱杭にとりあえずパンを付けて投げ込むと、入れポンで良いアタリ。89cmの大鯉を釣り上げ、庄内川は大型ラッシュ。
 その後、万場大橋下でも、伴野会員が70cm台2尾を釣り上げ、長谷川会員も野鯉72cmを上げて、好調が連続。
 夜半からは、予報通り雨が降り出し、段々と雨足が激しさを増す。
そんな雨音を打ち破って鳴り響いたのは、26日未明の羽田野会員のセンサーでした。夜中の1時過ぎに78cmを追加して、眠い目を擦りながら竿を手に取ると、今までに経験した事の無い手応えが伝わってきました。乱杭に潜り込まれない様に凄い引きを堪える事10分、巨大な尾鰭が暗闇の水面を割り、青魚だと確認。高鳴る胸の鼓動を抑えながらタモを手にすると、70cmのタモが小さく感じて中々獲物が入らない。苦労の末何とかタモ入れした後、今度は重くて上まで上げるのに一苦労。無事に陸まで引き上げて、タモの中の巨大な青魚を確認すると、激しい雨の暗闇の中で『ウオー』と一際高く歓声を上げたのでした。
 検量の結果、この青魚は1m28cmと、今まで庄内川で記録された魚の中で最大となり、当然の如く月例会大物賞もゲット。オメデトウ!!
 それにしても、濃尾野鯉会で庄内川に放流した全750尾の青魚の稚魚が、成長した姿で月例会で対面できるとは、正に感無量です。

★1月例会(1/21〜22)日光川
2006年初の1月例会は、厳しい寒さに被われた大寒翌日の121日から22日に掛けて愛知県西部を流れる日光川で行われました。
 今年で6シーズン目を迎える日光川の寒鯉釣りは、初期のような大釣りは見られず、特に厳冬となった今シーズンは、一時は岸辺の水面が凍りつく程の冷え込みを見せ、年が明けて下見に入った会員達もポイント選定に一苦労。

 そんな極寒の日光川に集結したのは、中村会長はじめ、伴野、羽田野、可児、高橋、高木、長谷川、榊原の8人の釣りキチ。
 今回、最初に日光川に入釣したのは、可児会員。遠い可児市から、21日早朝に到着。今年の初鯉を求め、飛島大橋上流右岸エリ跡に入釣。
 次に、到着したのは、エサのゴカイの仕入れを頼まれた伴野会員と、羽田野会員でした。
伴野会員は、前回下見で目星を付けた新日光大橋下流左岸に竿を構えましたが、午前中で対岸に移動。羽田野会員も、福田川合流点下流左岸に竿を出したものの、やはり午前中で伴野会員の隣に移動。
 高橋も、10時前に会場へ到着し、伴野会員からエサを譲り受けると、可児会員の下流エリ跡に竿を構えましたが、これも1時間ほどで上流に移動しました。その後、高木会員が可児会員と高橋の間のエリ跡に入り、中村会長も伴野会員の隣に竿を出しました。
 結局、新日光大橋下流左岸と飛島大橋上流右岸エリ跡の2箇所に分かれて竿を出すことになりましたが、最初にアタリの来たのは新日光大橋のグループでした。夕方近くの4時頃3人全員に次々にアタリが連続。伴野会員に野鯉70cm、中村会長に初鯉70cm、羽田野会員に60cmが上がりました。
 しかし、飛島大橋グループの方には中々当たりが見られず、同じ夕方に50台が高木会員に来ただけで日が暮れました。
 余りのアタリの無さに高橋が早々とふて寝をしていると、様子を尋ねる伴野会員の電話で起こされ、エサ交換に出たのが夜の8時半頃でした。すると、1本杭の下流に打ち込んでいた仕掛けのラインが弛んでいて、何か重い手応え。仕掛けを巻き上げると、72cmの黒っぽい野鯉が姿を現しました。その後も夜中の1時半までアタリが連続、72cmから50cm台までの野鯉7尾の数釣りとなりました。
 50台を上げた後アタリの無いまま夜が明けた高木会員は、8時にエサを交換したところ、30分後にもうアタリ。びっしりと並んだエリ跡の竹杭の際に打ち込んだ仕掛けの竿を手に取ると、どっしりとした大物の手応え。乱杭に絡まれないように慎重に獲物を寄せると、今回最大の大鯉82cmが上がりました。
 結局、月例会の大物賞は、高木会員の82cmがゲット。
オメデトウ!!