第10回濃尾よって鯉祭り

参加者名簿

 今回で第10回となる濃尾よって鯉祭りが、11月第2週末の12日(金)夕方6時より14日(日)の正午に至る42時間に渡り、木曽川・長良川にて開催されました。
 昨年発見されたコイヘルペスウィルスの感染拡大防止の為、今回は検量所を分散し、長良川2箇所・木曽川1ヶ所の計3箇所に設けて開催されました。
 今年も天候不順の季節が続き、台風が平年の4倍の10個も上陸する等の影響で、各河川敷にはヘドロが厚く堆積し、川底も大きく変化した所が多く、参加者はポイントの選定に苦労されたようです。
 また、大会直前に降雨があり少し冷え込みましたが、日照りの後のお助け雨となり、全般に活性が上がったポイントが多くなりました。
 気温が低下した割には大会開催時の水温は14〜16度と例年より少し高めで、残り少なくなった秋空の下、参加者はそれぞれ思い思いのポイントで雄大な本流の野鯉にチャレンジ。今年もまた、各所で親交の花が満開に咲き誇りました。
 参加者は愛知・岐阜・三重の地元ははもとより近畿や関東といった遠方の参加者も含め一都二府八県に及び、7才から78歳迄の老若男女合わせて203名が集結。コイヘルペスウイルスの影響で会場を限定したにも拘わらず、よって鯉祭りが全国の野鯉釣りファンから多くのご支持を集めている事を、益々感じさせられた祭典となりました。
 この中で、見事優勝の栄冠に輝いたのは地元岐阜県平田町の田中功さん。長良川南濃大橋下流左岸にて、大会開始僅か20分で見事93cm(11.5kg)の大鯉を釣り上げました。
 次に準優勝に輝いたのは、岐阜県恵那市在住で今年からシニア入りしたベテランの青山さん。見事92cm(9.8kg)の野鯉を釣り上げ、栄誉に輝きました。
 第3位には、長良川と木曽川を繋ぐ船頭平閘門の水路に入った三重県松坂市在住の三井さんが、見事91cm(11.7kg)を上げて入賞されました。
 第4位に入賞された岐阜市の伊藤さん迄が90cmオーバー、第10位に入賞の稲沢市在住の大崎さんが83cm、第20位の愛知県稲沢市の木俣さん迄が80cmオーバーと、今年も大鯉が勢揃いしました。
 ジュニアの部では、78cm(7.4kg)をゲットされた岐阜県岐南町在住の梶原健人さんが見事優勝。
 レデイスの部では、78cm(5.6kg)をゲットされた愛知県名古屋市からお越しの植木宣代さんが見事優勝。第2位には75cm(5.61kg)を上げられた僅か7歳の平子結夏さんがジュニアと合わせて栄誉に輝きました。
 1昨年より新設されたシニアの部では、岐阜県恵那市在住の青山直明さんが92cm(9.8kg)をゲットして一般の部準優勝と合わせて二冠の栄誉に輝きました。
 そして特別大物賞の部では、岐阜市在住の吉村英治さんが長良川新幹線上流左岸にて見事釣り上げられた草魚113cm(16.6kg)が、栄誉に輝きました。
 また、最重量の協会賞には愛知県名古屋市の川上俊二さんが、88cm(12.2kg)を見事釣り上げ、栄誉に輝きました。
その他にも、第10回にちなんで10の付く順位の方に飛び賞が贈られたり、ブービー賞や66,77,88cmといったゾロ目のサイズにフイーバー賞が贈られる等、参加者全員が楽しむ鯉のお祭りとなりました。
 最後には、特別抽選会が開かれ、各部門で優勝に輝いた方による抽選で、ヤグラコタツや石鯛竿・ピトン式竿立てなど豪華協賛品が贈られ、当選した参加者の名前が呼ばれるたびに大きな歓声が上がりました。
 さて、今回のよって鯉祭りは、地元の参加者が多く入賞しましたが、ジュニアやレデイス部門の参加者も増加して、野鯉釣りがファミリー皆で楽しむ事のできる祭典として定着してきた事を証明する結果となりました。
 検量と表彰式の合間には、ワンハンドレッドクラブ会長の片山氏による鯉釣り教室が開かれ、1時間の持ち時間があっというまに過ぎ去り、参加者は後ろ髪を引かれる思いで終了。
 三日間に亘る野鯉釣りのお祭りは、また来年の再開を期して終了しました.
 



一般の部・入賞者
順位 釣人 長寸cm 重量kg 団体
優勝 田中 功 93 11.5 濃尾野鯉会
準優勝 青山 直明 92 9.8 FFC巨鯉倶楽部
第3位 三井 俊明 91 11.7 三重パックンクラブ
第4位 伊藤 克也 91 9.4 一般
第5位 田村 和哉 89 10.4 岐刑釣りクラブ
第6位 福田 健児 89 9.9 武儀野鯉会
第7位 川上 俊二 88 12.2 鯉道楽
第8位 昼田 静郎 86 10 三重パックンクラブ
第9位 坂口 和憲 83 7.6 濃尾野鯉会
第10位 桑原 英文 83 7 一般
第10位 大崎 尚二 83 7 サムライ
 
シニアの部・入賞者
優勝 青山 直明 92 9.8 FFC巨鯉倶楽部
準優勝 沼田 清司 78 6.9 関天狗会
第3位 安藤 善弘 78 6.3 鯉道楽
 
レデイスの部・入賞者
優勝 植木 宣代 78 5.6 鯉道楽
準優勝 平子 結夏 75 5.6 一般
第3位 小栗 雅巳 68 4.3 東濃巨鯉会
ジュニアの部・入賞者
優勝 梶原 健人 78 7.4 一般
準優勝 須井 久明 75 6 一般
第3位 平子 結夏 75 5.6 一般
 
特別大物賞
優勝 吉村 英治 草魚113 16.6 濃尾野鯉会
協会賞(最重量)
優勝 川上 俊二 88 12.2 鯉道楽
 
フィーバー賞(ゾロ目)
88 川上 俊二 12.2 鯉道楽
77 番野 徹 7 鯉究
77 松野 正弘 5.9 西日本野鯉会
66 天沼 大輔 3.5 濃尾野鯉会
飛び賞
第10位 桑原 英文 83 一般
第10位 大崎 尚二 83 サムライ
第20位 木全 泰之 80cm 濃尾野鯉会
第30位 鈴木 里司 75cm 巨鯉コマンド
第40位 宮木 優 74cm 一般
第50位 可児 暢也 60cm 一般
ブービー賞
第53位 福田 登喜夫 60cm 武儀野鯉会